LOUD ヘイブンAの守り方 vs LEV

LOUDのヘイブン戦です。Aサイトでの守り方が上手かったので、そこに注目して見てみます。13-6で勝利しました。構成はチェンバー、オーメン、レイズ、フェイド、ブリーチです。また、Leviatanの守り方との比較も書いています。





ディフェンダー

ピストル
ミッドを3人で詰めました。キルは取れませんでしたが、ディフェンダーのピストルにおいてこういったプッシュが求められることをloudは理解しています。

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ラウンド中盤のプッシュ
中盤以降、C、ミッド、Aを全て詰めていきました。これはloudの特徴の一つで、常に前で情報をとっていくスタイルが見られました。結果ラウンドは落としましたが、思い切ったプレイでした。

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Aショート
Aの守りはフェイド、レイズの2人が多く、ショートを守り切ることで対応していました。ブリーチの援護もAリンクからしていました。ロングは1人では守りきれないため、2人固まって動きたいというのが狙いでした。また、適切なアビリティ返しでAリンクから味方がよることもできます。

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オーメンのAショート
Pancadaの動きが素晴らしく、パラノイアとスモークでエントリーのタイミングをずらした後、少しラインを下げてAロングでクロスを組める形をすぐに作りました。

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Aサイト守りと裏詰め
サイト中で守ると決めると、オペレーターをもったチェンバーもすぐにサイト中に入っていきました。さらに裏詰めも2人で行い、かなり早い段階で取り返しの準備が出来ました。こういった判断のはやさはloudの良い特徴です。

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Leviatanとの比較
このラウンドではAバックにレイズがいましたが苦しそうでした。サイト中、ショートと順番に処理されてしまい、Aサイトの守りは上手くいきませんでした。

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アタッカー

ピストル
AサイトはLeviatanがリメイク配置をとっていました。それを読みレイズ、オーメンでグレネードとパラノイアを残したままプラントに成功しました。これによりリテイク阻止のアビリティが残った状態でした。loudの先読みが勝因でした。

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LOUD ブリーズの守り方 vs OPTC

loudのブリーチ戦です。結果は13-7でしたが、防衛は11-1と圧倒的でした。防衛について見ていきます。構成はジェット、サイファー、ケイオー、ソーヴァ、ヴァイパーです。ミッドへのアクションと引きめの配置が特徴的で、メタルに来た敵への対処も上手かったです。





ディフェンダー
ピストル
ミッドにジェット、サイファー、ケイオーで圧をかけました。この時点でエリアの優位はloudにありました。ワイヤーにかかった敵をキルした後、エルボーのチェンバーの処理もはやく、3人でピークしていきました。

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ミッド詰め
ミッドで一方的にキルをとることが多いと感じました。ここに関してはOPTC側があまり良くなかったとも言えます。ジェットがオペレーターでローテートも見れている状態でした。

上の画像は一つ目の動画

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メタルへの対処
loudは割と引きめの配置で、キングやブリッヂのあたりにいることが多いです。その分メタルへの対処ははやく、スイッチを開けられる前にキルを取っていることがほとんどでした。Aサイトで守っている場合、メタルの処理が後手に回ると、かなり難しい状況になるのでそれを嫌っての配置だと思います。

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アンチエコ
上の内容と少し被りますが、引きめの配置なのはエコで顕著でした。ジェットだけがAサイト中で見ることで、武器ドロップのリスクを減らします。ただ、人数状況が有利になると一気に前に勝負に行きました。こういった切り替えも上手いです。

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Aプッシュ
リコンとゼロポイントを使ってAをクリアしました。そのおかげでBを守り切ることに成功しています。

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総評
Bにサイファーがいることが多く、いくつかのラウンドでミッドとAを詰めることで、エリアをより多く取っておくことができます。その上で引きめの配置を使っているので、OPTCとしてはスキルを使うところが難しかったり、空振りしてしまったりということも起きます。他のマップでもそうでしたが、防衛で前に出る動きを見せることでスキルを使わせるのが上手いです。

FPX アセントの戦い方と KRUの反省点

今回はFPXのアセント戦です。結果は13-4と圧倒しました。セージを入れた構成になっています。今回は見た直後(いつもそうですが)に書いてみました。このブログだと日付くらいしか表示されないのかもしれませんが、せっかくリアルタイムで見たので書いてみます。直接的に言いますが、KRUの守りがかなり悪かったかと思います。ただ批判ではなく他の出場チームをみてKRUを評価しています。そして守りでこれだけラウンドがとれないというのは何が悪かったかを考える必要もあります。


KRU
KRUの悪かったところ
まずはピストルから始まりましたが、これは良い感じではありました。タレットとグレネードで遅延しながら、Aショートからスモーク抜きで1人倒せていましたので、ラウンドは落としましたが良かったです。
問題はここからで、
初期配置
連携の取れていない勝負
かと思います。


初期配置
KRUの守りは標準的ですが、配置を変えることはほとんどありませんでした。その上ジェットはいつもCTから見ているため、ミッドに敵がいることがわかっても、ミッドの制圧は特にしませんでした。アセントはスキルを枯らせていかないと、簡単にラインを押し上げられてしまっては対処できません。1人で一箇所見る形ですが、処理できるスキルと人数には限界があります。ミッドだけでなくどのポジションも詰めたり、スキルを使わせたりという意識が低く、FPXとしては最低限のスキル量で敵の目の前まで来れてしまうといった状態が続いていました。アセントというマップではスキルを使わせることと、ラインの上げ下げが重要になってくると考えてます。

 

連携の取れていない勝負
特にスキルを合わせることなく、ミッドやAショートで勝負してしまうことが多かったです。特にジェットが目立ちました。開幕CTの方にいるので、元々合わせようという打ち合わせなどは行われている感じでは無いようです。またミッドの制圧を2人以上で試みた回数はゼロでした。ミッドへの意識の低さ故、Aショートに簡単に人が集まり、ケイオーだけでは対応できなくなっていました。そしてこの時、カウンターのフラッシュはありますが、1人での勝負となることが多く、連携が見られることは少なかったです。Aショートを例に出しましたが、他のところでも同様でした。


FPX
アタッカー
Aショートはさみ(ピストル)
チェンバー、フェイド、セージがショートに行き、セージがツリーの入り口に壁を張ります。前述した通り、KRUの守りはキルジョイがやられた時点で崩壊しました。オーメンの位置はいわば最終防衛ラインの一つで、サイトに入られる際に逃げることができないポジションとなっていました。その後のジェットも二回目のピークはあまり良くありません。注意力はすでにヘブンに向いているため単純な撃ち合いになるからです。こういったところは味方を待つべきです。ただし、問題はもっと前の初期配置にありました。4回も成功しています。

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ディフェンダー
ピストル
セージがAを止めた後、ミッドにアクションをかけました。ハイミッドにモクは炊いた方がおそらく良かったでしょうが、Bリンクとのトレードに成功しました。その後Aショートの2人が倒されても、その直後にミッドのチェンバーとフェイドで再び勝負に出ました。こういった連携が見られるのは良いところです。

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100T FNC ヘイブンのリテイク阻止

100TとFNCのヘイブンの攻め方について見ていきます。どちらもリテイク阻止が良かったです。いつもと違い両チームの視点を上げます。構成は以下の通りです。注目すべき点はAメインまたはガレージへのアクション、そしてリテイク阻止の動きで特定のエリアの後取りがかなり機能していました。






FNC
ほとんどのラウンドでAにアクションを起こし、その後に行くところを決めるといった感じでした。


開幕カーテン
かなり面白い動きで、エリア手前を取りに行く動き且つ相手に情報を与えないカーテンでCを進むことに成功しています。この時、ブリーチのウルトが残っているので、3人をロングに残して時間切れを狙いました。

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インスモーク
良いところは、スモークにするタイミングが相手のスキルが入った瞬間であったことです。オーメンのスモークが出た瞬間にスターをスモークにすることで先にスモークの中に入り、キルを狙うことが出来ました。

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ガレージの後取り
レイズが3キルで目立ちませんでしたが、特別なウルトがないと判断するとフェイドはガレージを後取りして射線を増やしました。

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100T
ガレージへのアクションが多いですが、全体として色んなところにアクションをかける形でした。リテイク阻止の際、フナティックとの共通点もありました。


ガレージ後取り
ピストルラウンドでBです。リテイク成功率が高いですが、設置前はCロングまで見ておき、その後ガレージを上がっていく動きが見られます。ガレージの後取りが機能する場面が多く、リテイクされやすいヘイブンでは定石の一つとなってきています。

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B後取り
今回はC設置でBを回っていきました。CTにスモークを出しつつ遅延させて、味方の位置を見ながらいくことで裏取りが刺さりました。

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Aリテイク阻止
セージによって完全に遅延されました。フェイドのウルトで入ってくるタイミングでヘブンにグレネードとスローオーブ、CTにはバリアオーブが張ってあることで、相手は一番火力の出るタイミングを失いました。

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100T パール戦の戦い方 vs FNC

100Tのパール戦です。勝因はピストルをどちらも取れていることかと思います。セットよりは「固まって動く」という意識で、カバーキルの速さも特徴です。アタッカー、ディフェンダーのピストルとヴァイパーのカーテン、Bホールへの意識について見ていきます。




ディフェンダー
ピストル
3人でAを見ることでファーストキルを獲得しました。12ラウンドの半分程はこの人数配置で、Aは前目で見ています。Bは基本リテイクで、セージを残してリテイクすることで戦いやすいです。ヴァイパーのカーテンはピストルの時はBドアから引いていて、全部で3種類ありました。

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Aプッシュ
配置から分かる通り、Aは強気に見ることでメインでの勝負をしたがっていました。ファーストキルをとれることが多く、ラウンドの取得に繋がっていました。

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Bプッシュ
レイズとアストラで詰めることで、スモークとグレネードでカバーのタイミングをずらすことに成功しています。

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アタッカー
ピストル
フェイドの動きが素晴らしく、開幕ミッドからホウントを投げつつミッドにプラウラーを流しました。最初にミッドを取られてしまうと情報戦でかなり不利になることを嫌っての動きでした。また、カーテンはバックを遮るカーテンでチェンバーはカバーできませんでした。

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Bホールへの意識
リテイク阻止の際、Bホールを維持するチームを前に見かけましたが、今回もそうでした。アストラはネオンのカーテンを利用してホールへの向かいました。このポジションはかなり重要とされているようです。

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カバーキルのはやさ
カバーがはやいのが特徴の一つです。常にまとまって動き、仕掛ける時も射線の組み方が綺麗です。目立ったところを3つ挙げておきます。最後の一つは、2対3からのクラッチでレイズが釣ることでアストラのキルが間に合っているシーンはとても良かったです。

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DRX ヘイブンの攻め方 vs FUR

DRXのヘイブン戦です。素晴らしい戦術の数々でした。13-4で構成はジェット、オーメン、ブリーチ、キルジョイ、フェイドです。今までの試合の中で、一番美しいプレーが見られたのかと思います。少し力の差も感じましたが、、、アタッカーとディフェンダーで記事を分けます。前回の続きです、アタッカー編。

アタッカー
ピストル
B、ガレージ、Cとの挟みでした。今のメタとして、Aに多めに配置し、Cは引き目で見るのが一般的となっていますが、それを潰すために三方向から攻め、逃げ場を無くしました。

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Cセット
アンチエコですが、綺麗なセットなので書いておきます。

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ボーナスラウンドB攻め
Bへの設置ですが、オーメンのスモークがこれまた素晴らしく、Aリンクのスモークはワンウェイになっています。設置後に、ガレージをスキルの少ないジェット、ブリーチで後取りするところもエリアを広げる上で有効でした。更には、キルジョイのグレネードを早めに起爆させることでガレージでの敵のアクションを促しました。チームとして完成された戦略でした。

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判断のはやさ
Cのアラームボットが壊されてから、ブリーチのウルトでAに入ることをすぐに決めました。こういった判断が早いのも良いところです。Aショートは途中まで取れていればブリーチのウルトが当たるので、結果有利なトレードができてこのラウンドも取りました。

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DRX ヘイブンの守り方 vs FUR

DRXのヘイブン戦です。素晴らしい戦術の数々でした。13-4で構成はジェット、オーメン、ブリーチ、キルジョイ、フェイドです。今までの試合の中で、一番美しいプレーが見られたのかと思います。少し力の差も感じましたが、、、アタッカーとディフェンダーで記事を分けます。

 

ディフェンダー
ピストル
A 4の配置をとりました。結果としてはリテイクですが、Aロビーへの意識の高さが見て取れます。

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ボーナスラウンド
ここでもA4人の配置で、今回は接敵しました。ショートのパラノイアとスタンで仕掛けることで人数有利を作り出しました。さらにはジェットとフェイドが固まって詰めていく判断も素晴らしいですね。

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ロングスモーク
パラノイアを入れた後、スモークの位置が少し後ろなのもこだわりを感じます。敵が小部屋に集まることを予測してわざと後ろ側に出すことで敵はスモークから出ることができませんでした。




Aオペレーター
ジェットは大体Aにいることで前目でのワンピックを狙いました。おそらく4回ほどキルしていましたが[FBは三回]、ここに関しては敵の警戒が足りていないのもあったかと思います。

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耐えスモーク
フェイドのウルトがきたタイミングでの耐えスモークの位置が素晴らしく、キルジョイはサイト右の射線をある程度気にしつつも、薪の位置で耐えることに成功しました。

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